AIツールの使いこなし(ChatGPTなど)

AI

経理職がAIをどんなことに使っているのか、わたしの例をご紹介します。

部署に一人しかいないと、「この仕訳で合ってるかな?」「この請求書はこう処理するんだっけ?」と思っても、気軽に相談できる相手がいませんよね。

すぐに聞ける相手は税理士さんや役所の方くらい・・・なんてこともよくあります。

全然気軽な相手ではありませんね笑

そんなとき、心強い味方になってくれるのがAIツールです。

わたしがよく使うのは「ChatGPT」ですね。無料版でも十分です。

キーボードを叩けばすぐに返事をもらえ、AIなら休憩してることもなくいつでもOKで、スマホからでもサクッと相談できます。本当に、これがあると楽になりますよ!

今回はわたしが普段どんな時にAIを使っているのかを書いてみます。

メール作成は、一瞬で。

経理の現場では、顧問税理士や取引銀行の担当者へのメール、社内向けの周知文(保険料改定や制度変更のお知らせなど)を書くときに、どうしても難しい言葉を使う場面が多くあります。
その結果、内容が分かりにくくなってしまうことも少なくありません。

そんな時、私はAIに頼ります。

例えば「今月から保険料が改定か。社員に通知しないと。」という場面。
AIにはこう依頼します。

「今月から社会保険料が改定されます。
社員に向けて周知する文章を作成してください。
できるだけ簡潔に、分かりやすく、ビジネス文書として適切な表現にしてください。」

すると、あっという間にこんな形に整えてくれるんです。

「件名:社会保険料改定のお知らせ
本文:
各位
平素よりご尽力いただきありがとうございます。

このたび、法令改正に伴い、2025年〇月分給与より社会保険料率が改定されます。
給与明細上の控除額が変更となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

詳細は社内ポータルの「人事・総務」ページに掲載しています。
ご不明点がありましたら総務部までお問い合わせください。

以上、よろしくお願いいたします。」

という感じであっという間に言葉を整えてくれるんですよね。
「なんて書こうかな」と悩む時間をぐっと短縮できるので、とてもありがたいです。
取引先からの営業メールへの返信や、打ち合わせの日程調整なんかの時も便利です。
「お断りする内容でメール文を作って」「15日の14時からでOKというメールを作って」
こういう適当な指示でもしっかりした文章を書いてくれますよ。

AIの返答が変わるのはどうしてか。

アカウントや環境によってAIの答えが違うことがあります。
使っていて、ちょっと不思議に感じますよね。

理由はいくつかあって、使用しているAIのバージョンや設定、学習データの違い、過去のやりとりの履歴なんかが影響しています。

イメージとしては、同じレシピを使っても、人によって味が違うカレーができるようなものでしょうか。
材料(プロンプト)は同じでも、火加減(AIのパラメータ)や盛り付け(文章のスタイル)が変われば、出来上がりも少しずつ変わるんです。

だから「え、なんか前と違う?」と思っても、それはAIのきまぐれではなくて、作り手のクセがちょっと違うだけなんですね。

数字集めから解放されます。

経理の仕事の中でも、かなり時間を取られるのが財務レポート作りです。

これまでは、会計ソフトからデータを出して、Excelで集計して、グラフを作ったり、コメントを書いてみたり、という流れが当たり前でした。

けれど、AIを使えばこの一連の作業をグッと短縮できます。

会計システムやスプレッドシートと連携させることで、売上や利益率、キャッシュフローといった主要な数字を自動でまとめてくれますし、見やすいレポートの形に整えてくれます。

さらに生成AIなら、「前年同月比で売上が5%減、その主因はA商品の販売減」といった分析コメントまで自動で付けられます。しかも、経営陣向けには要点をまとめた簡潔版、営業向けには顧客や商品別の詳細版など、見る人に合わせて内容を切り替えることも可能です。

こうなると、経理担当者は数字をまとめるだけの作業から解放され、数字の背景を考えたり改善策を練ったりと、より付加価値の高い仕事に時間を使えますね。

AIによる財務レポートの自動化は、単なる効率化ではなく、会社が素早く、そして自信を持って判断できる環境を整えてくれます。

ExcelでもAIはサポートしてくれます。

ExcelでもAIはサポートしてくれます。
資料の分析や集計、内容の整理。
Excelを立ち上げたものの、なんの関数を使っていいか迷う。そこで手が止まる。

そんな経験、ありませんか?

「どんな関数を使えばいいかな?」「あれ、この関数ってどう書くんだっけ?」

そんなときにも、AIは頼りになります。
ChatGPTに聞けば、「こういう場面なら、この関数が便利ですよ」といった提案をしてくれたり、使い方の例まで丁寧に教えてくれたり。

「こんな関数あったんだ!」と、新しい気づきをもらえることもあるんですよね。

とはいえ、たまにズレた回答が返ってくることもあります笑
「いや、全然思ってたのと違うんだけど」なんてことも時々ありますね。

AIは本当に便利ですが、仕訳の判断や会計処理といった専門的な内容については、やっぱりプロに相談するのが安心です。AIは何でも完璧というわけではないので、使い分ける必要があるなーとは思います。

会計用のAIってあるんですかね?もしあるなら、課金してでも使いたいですが・・ちょっとマニアックすぎて作られるとしても、だいぶ先かもしれませんね。

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