年末になると、来年の働き方について考える機会が増えます。
「一年の目標」を考えたりもしますね。
わたしは毎年かなり真剣に考えて、「今年はこれを達成する!」と勢いよく1月を過ごすのですが、大体2月になるまでには意識しなくなっています笑
それでも、こうして年末にあれこれと考える時間そのものには、意味があると思っています。
働き方や仕事の変化は、ある日突然やってくるものではなく、
気づかないうちに少しずつ積み重なっていくからです。
経理や事務の仕事も、この数年で静かに姿を変えてきました。

どうして経理職はなくなる、と言われるのか
前回の記事では、2025年までに経理と事務の仕事がどう変わってきたのかを整理しました。
入力や集計といった作業は確かに効率化が進みましたが、仕事そのものが減ったわけではなく、むしろ判断や調整の比重が高まっている、という話です。
それでもなお、経理や事務は「なくなる仕事」として語られ続けています。
この違和感は、どこから生まれているのでしょうか。
理由のひとつは、外から見える仕事がごく一部に限られていることです。
「経理」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、
・数字を入力する
・書類をチェックする
・請求書を作成する
・給与を計算する
といった業務でしょう。
これらはAIやシステムが得意とする領域であり、自動化が進んでいるのも事実です。
そのため、
「それなら人はいらないのでは?」
「AIに任せればいいんじゃない?」
という発想が生まれやすくなります。
しかし、実際の現場では、それだけで仕事は完結しません。
経理職のわかりにくさ
経理や事務の仕事は、日々の判断の積み重ねで成り立っています。
この支払いを今月の経費に含めるのか、
それともイレギュラーなものとして別で扱うのか。
「こうしたい」という現場の気持ちと、
「こうしなければならない」というルールを、どう調整するのか。
数字の違和感に気づき、止めるべきかどうかを判断するのか。
こうした業務は、マニュアル化しにくく、画面にも残りません。
問題が起きなければ、「何もしていない」ように見えてしまう。
ここに、評価のされにくさがあります。
さらに、経理・事務の現場では属人化が起きやすい傾向があります。
なにかを判断する基準が個人の経験に依存し、引き継ぎ資料が十分に整っていないケースも少なくありません。
すると外からは、「よく分からないけれど、いなくても回りそう」に見えてしまうのです。
実際には、その人が抜けた瞬間に業務が止まることも珍しくありません。
それでも説明できていなければ、価値は伝わらないんですよね。
まとめ
ここに「AIの存在」が加わり、誤解はさらに強まります。
AIは入力や集計、定型処理を高速化しますが、それはあくまで「判断が不要な部分」に限られます。
その線引きが共有されないまま、「全部できる」というイメージだけが先行してしまう。
結果として、
経理や事務の仕事は「なくなる」と言われ続けます。
しかし本当の問題は、仕事が不要になることではありません。
仕事の価値が、正しく言語化されていないことです。
では、こうした状況の中で、
2025年以降も必要とされ続けるのは、どんな人なのでしょうか。


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