在宅勤務の落とし穴

仕事

「なんで今日なのよ」

仕事をしていると、時々そんな瞬間がありますね。
タイミングが悪いというか、運が悪いというか。
今週末のわたしがそんな感じでした。

在宅勤務の日に限って、なぜか予定外の出来事が次々と起こる。

朝いちばんに社長から連絡があり、『会社にある契約書を確認してほしい』と言われる。
お願いしていた業者は「今からなら行けます」と、なぜか今日だけやる気を出す。今週連絡つかなかったじゃないですか・・。
挙げ句の果てには急きょ決まった社内会議で、参加者の中で私だけがリモート。せめて昨日の夜に決まってくれてたら、出社しましたよ?

「なんで今日?」という言葉を何度も心の中でつぶやきながら、心苦しい一日を過ごすことになりました。

今日は集中できるはずだったのに

本来、在宅勤務は「自分のペースで集中して仕事ができる日」のはずでした。
移動時間がなく、会議もオンラインで済む。
自宅でゆっくりと資料作成や企画立案など、「考える系」の仕事に集中するはずだったんです。

ところが、今日はまるで違いました。
電話越しに聞こえる社員の声は、少し語気が強くて、「え? 怒ってる?」と不安になります。
そして、急な会議で自分だけが画面越しになると、どうにも申し訳ない気持ちになるんですよね。遠方にいるわけでもないのに、自分だけがその場にいないということが、なんだか場の流れを乱しているような気がしてしまうのです。
誰かがわたしのためにオンライン会議の環境を整えてくれたと思うと、なおさらその気持ちは強くなります。

別に怒られたわけでも、責められたわけでもないんですけどね。
なんか、居心地が悪い。

在宅の難しいところなんですが、「顔が見えない」というだけで、相手の感情を測るのが難しくなるんですよね。
ちょっとした表情や空気感、うなずきや間合い。対面なら当たり前に受け取れていた情報が、オンラインでは全然感じ取れません。コミュニケーションが簡素なものになりがちです。

それでも在宅を選ぶ理由

それでも、在宅勤務には確かなメリットがあります。
通勤時間がない分、集中できる時間が増えますし、周囲に人がいないことで、腰を据えて考える仕事にもじっくり向き合えます。
生活とのバランスが取りやすく、心身の負担を減らせるという点でも、働き方の選択肢としては大きな価値があると感じます。

だからこそ、今日のような「うまくいかない日」も、ある程度は織り込み済みで考えておくことが大切なのかもしれません。
思い通りにならなくても、それは在宅勤務の欠点ではなく、「そういう日もある」というだけの話です。
顔が見えないことによる不安も、慣れや工夫で少しずつ薄れていくものですからね。

完璧な一日ではなかったけれど、そもそも出社した日がすべて完璧なわけでもありません。
出社していても、運が悪い日やタイミングが合わない仕事なんていくらでもあります。

在宅勤務を選んだせいで、少し余計なストレスを感じてしまいましたが、それも含めて「働く」ということなのでしょう。
そうした出来事も受け止めて「そんな日もある」と割り切ることも、ときには大切なのだと思います。

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