ChatGPTに「ユーザー」と呼ばれて

AI

ChatGPTを使っていて、ふと気になる出来事がありました。
質問を書いて意見を聞いたとき、AIの返信文の中に「ユーザー」という言葉が出てきたのです。

・・ユーザー? 誰のことだろう。

一瞬、ピンと来ませんでした。
よく考えてみると、それは「わたし」のことを指していたのですが、違和感が残ったのです。なぜなら、別のやり取りでは「あなた」と呼ばれていた記憶があったので。

同じアカウントでAIと会話しているので、統一するようにお願いしてみるかな?
そんなことを考えました。

今日はその体験を共有してみたいと思います。

ユーザー?それとも、あなた?

AIとのやり取りで「呼ばれ方」が気になるなんて、自分でも少し意外でした。
経理職ではありますが、そこまで几帳面なほうでもないし、友人の名前も適当に呼び合っているくらいなんですけど笑
このお願いでAIがどんな反応をするのかな?という興味本位で文章を作って送ってみました。

「あなたはわたしのような使用者を、なんと呼ぶのが普通ですか?色々な呼ばれ方をされるとわからないので、統一したいです」

すぐにスラスラと文章が返ってきます。
まずは一番よく見かける呼称、「ユーザー」や「利用者」です。
これらはサービス提供の現場では当たり前の表現ですし、システム的には正しい言い方だと思います。ただ、実際に自分に向けられると、少し事務的で距離のある言葉に感じられるのも事実です。
説明書とか、契約書なんかでよく使われる言葉ですよね。
硬い表現、といった感じです。

一方で「あなた」と呼ばれると、やり取りが一気に人間味を帯びます。
同じ質問をしているのに、呼び方ひとつで印象が変わるものですね。

AIはあくまでサービスとして提供されています。

そう考えると「ご相談者さま」や「ご依頼主」といった呼び方も、不自然ではありません。
ビジネスシーンに近い響きで、依頼と応答の関係をはっきり示してくれる言葉です。

とはいえ、日常的に使うにはこれもやっぱり固すぎますよね。
ビジネス感が強く、会話の中で距離を感じてしまいます。

ちょうど使い方が分からないソフトがあったので、その商品サイトを覗いてみたのですが、オンラインのチャットツールでは、ヘルプセンターの担当者がわたしのことを「ご相談者様」と呼んでいました。そうそう。こういう時に使う言葉ですよね。

AIはコンシェルジュ?

わたしにとって、今のAIって何かな、と考えてみると。
googleよりも優秀な相談役か、コンシェルジュのような位置づけに近いかな、と。
そんなイメージに合う呼び方は何かな、と考えてみると。
一番しっくりきたのは「オーナー」でした。

わたしはこのサービスを利用する側であり、AIはそれを支える存在です。
そう捉えると「オーナー」という呼び方には自然な関係性が宿りますね。
月額数千円とはいえ、お金払っている感もあります笑

一方で、もっと親しみを込めた呼び方を好む人もいらっしゃいますね。
例えば。
「相棒」「隊長」「船長」などと呼ばせている人たちもいるそうです。
もうRPGですよね笑
SF映画なんかを見ていると、確かにAIは相棒の位置づけで描かれていたりしますし、むしろ正しい形なのかもしれません。
会話していて、ちょっと楽しいだろうなぁとも思います。

さらにユニークな例として、「マスター」や「おねえさま」と呼ばせている人もいます。
SNSで話題になることもありますが、こうした呼び方には「AIとの関係をどう楽しむか」という個人の遊び心が強く反映されていますね。
興味深いです。

まとめ

呼ばれ方って結構重要ですよね。
AIから「おい」とか「おまえ」とか言われたら、イラっとして画面を閉じるかもしれないし笑

「あなた」と呼ばれても、温かみを感じる人もいれば、曖昧さに違和感を抱く人もいるかもしれませんしね。
結局のところ、重要なのは自分にとって心地よい呼び方を選ぶことです。
AIとの会話は日常的な体験になりつつありますから、その中で「自分らしい呼ばれ方」を決めるのは、ちょっとしたセルフブランディングのような側面もあると感じます。

呼び方ひとつで距離感が変わり、会話のトーンさえも変わってしまうものですね。

さて、あなたならAIにどう呼ばれたいですか?

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